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- あとがき
はるか古代に祭祀された場所に赴くと先人を慕い敬うのと同時に自然を崇めていたことに触れることができます。一般的に神社に祀られる神さまたちはそのほとんどがひとであった方たちです。それは仏さまを崇めてご先祖さまを敬う気持ちと何ら変わりません。幾世代をもこの身体を遡れば神社に祀られる先人の神さまたちに辿り着きます。
こころが神さまの分御魂としているのはそのことを指しているのです。そして先人たちに感謝の気持ちを伝えることが大切なのです。さらにその先には自然を崇めることにつながるのです。
わたしたちの使命は常にこころを成長させることです。常世、現世など森羅万象を知ることはこころの目的・志・役割に気づき自然に導かれてこころを成長させることができるようになることです。
それは一部だけのひとに限らずにわれわれひとりひとりのこころが成長(因果を消す)をしてみなが尊い志をもってひとを救うことができるようになればとの思いです。いわゆるみなが神さまとなることができればと思っているのです。
以前にもお話をしましたがひとりが100人を救うのではなく100人が100人を救うことが大切なのです。
われわれが何故にこころを成長させるのかとは、できるだけ多くのひとを助けることにあります。
本書でも伝えていますが常世の本質は「無」です。そして「常世」とは「こころ」のことであり、「こころ」とは「神さま」のことです。そして究極に「神さま」とは「無」であるということです。
みなさまがこの現世でのひと助けにつながる志は常世でもその志を消すことなく残すことができます。以前にもお伝えをした通りで志とは感情ではなく行動です。常世での行動とは現世のひとを守る役割としての行動でありこころの成長を言います。それはあなたらしさであり、あなたの正しいとする道のことです。あなたの信念・志(こころざし)がひと助けをする世界を創るのです。
この現世ではあなたのこころのあり様次第でどんな環境であってもこころを成長させています。その環境の一例として
養護院で育てられても
母子家庭でも父子家庭でも
友達が少なくても
だからこそ得られる学びがあります
そしてさらに成長をして
家族で得られること
夫婦だから得られること
子育てを通じて得られること
独身だから得られること
仕事を通して得られることなど・・・
こころのあり様次第に合わせてでさまざまな環境で生まれ育ったこころはそれぞれに「~らしい」とする「志」が見つかるように、その「役割」もまた見つかるように学んできているのです。
そこに因果の原因となる裕福、貧困、幸せ、不幸などひとが都合よく創り出して比較をしているその感情は必要としていません。因果を知り得たものであればすでにそのことに気づいているはずです。
以前にも伝えましたが転生をするときには現世でこころが最も成長する環境で生まれてくると伝えています。どんな環境であっても学びはあり、あなたのこころを成長させているのです。それがみなさまに与えられたこころが成長するためのよりよい環境でもあるのです。こうしてあなたらしさ(正しいこと)の道(世界)が見つかってゆくのです。
わたしはみなさまにお会いしたことはありませんが同じような志を持つもの同士、言葉(言霊)で通じ合っているものと思っています。そしてこのあとがきを読み終えて、みなさまが笑顔で「さて、わたしはどうしようかな」と楽しくなっていただければとてもうれしく思います。
そして更にこころを成長させて、われわれみなひとりひとりがそれぞれの役割をもった神さまであることに気づいてゆくことに期待をしているのです。
長きにわたりこの「はじまりの書」を
ご覧いただきありがとうございます。
2020年9月吉日
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