コンテンツへスキップ
- 第九章 常世でのひと助け
常世は現世の延長であり常世でもまたこころを成長させることが使命です。現世では因果を消すために因果に気づき自らの意志の強さで消してゆかなければなりません。
そしてわれわれを守る神さまは現世のわれわれに対して因果に気づいてもらうためにさまざまな形でヒントを与え、正しい方向に導いてくれているのです。ただし答えは自分で見つけなければなりません。
それは「理(ことわり)の書」でも「神さまは答えを教えてくれるものではありません」とし、さらには「答えにつながるヒントを様々なサインで教えてくれます」と伝えています。このサインに気づくことがとても大切なのです。
それはこころ寛容にできる限りに多く事を受け入れることができるようになるとそのサインに気づくようになります。つまり我を無くしてゆけばおのずと視野が拡がり考え方が柔軟になり様々に受け入れることができるようになるということです。
こうしてわれわれを守る神さまたちはひと助けのために現世でのわれわれに手を差し伸べて守ってくれているのです。だからこそわたしたちの一歩先を歩いている神さまとしているのです。そしてその神さま自身もまたこころを成長させているのです。ひと助けとこころの成長、それが常世での役割でもあるのです。
ただし現世のひとを助けるとはそんなに簡単ではありません。何せ常世では身体がないので言葉を発することができません。ましてや常世での神さまの役割など到底理解をしているはずもありません。そしてあなたへのサインなど現世のわれわれは普通に気づきもしません。それをどうやって現世のひとに知らせてあげることができるのでしょうか。
実はその気づかせてあげることがあなたを守る神さまの役割であり試練でもあるのです。一番にわかりやすいのが災いから守ることなのですが、そのことに気が付くひとはほんのわずかでしょう。「この程度で良かった」と守られていることに気づかずに現世のひとが一生を終えることがほとんどです。
守るというのは災いから守るだけでなく因果に気づかせてあげることも大切な役割のひとつです。それをどうやって気づかせてあげるのでしょうか。それらがわれわれの一歩先を歩く神さまたちの試練でもあるのです。逆の立場で考えてみてください。これほどもどかしいことなどありません。
こうして現世で生きるわたしたちは常世の神さまに守られていることを知り、因果に気づき、そして消してゆくことで自らがその答えを見出してゆくのです。われわれの求める答えとは「志」のことであり「役割」に気づくことです。そしてその「志」や「役割」は必ずひと助けにつながっているものなのです。
こうして常世でもこころを成長させる(ひと助けをすること)ことが使命であり役割であると気付くのです。そして現世のわれわれと一緒に常世の神さまたちもまたこころを成長させようとしているのです。
error: Content is protected !!