はじまりの書 (その8)

やや左向きで中心より少し上にある両眼でこちらを見据えているお姿にお気づきください
第七章 ものの見かた、考えかた、感じかた

「原因があっての結果です」
「理由があっての必然です」

これまでの振り返りをまとめた言葉です。われわれの生きる目的は「こころの成長」です。これ以外にありません。

すべてのひとの身体にはそれぞれにこころが宿っています。そしてそのこころとは別に、わたしたちより「一歩先を歩き、われわれを守る神さま」がそれぞれにいます。ここでいう神さまとは先人たちのことであり以前はひとであった方たちのことです。直接のご先祖さまではないですが遡れば大きな括りでご先祖さまといってもよいでしょう。

前述をした通りにわれわれを守る神さまもまた自らのこころを成長させることが目的です。現世のひとを守ることが常世でのひと助けのことを言うのです。常世でのひと助けとは現世のひとを守ることなのです。われわれを守る神さまとはひと助けのために現世のわれわれを守ってくれているのです。

常世でのこころの成長(ひと助け)とは現世のひとを守ることが役割なのです。
われわれを守る神さまとはこの身体を守り、また協力をして一緒にこころを成長させようとしてくれている「こころ」たちなのです。われわれの身体に宿るこころと同じ「こころ」なのですがこの文中では自身のこころと混同しないように「われわれを守る神さま」と表現をしています。

間違えてはいけないことはわれわれを守る神さまは決してあなたを裏切ったり、災いをもたらすようなことは絶対にしません。もしもそのように感じるならばそれはあなたが感謝もせずに勝手に裏切っているだけです。甘えたことと思わないでください。

ただひたすらに、純粋にあなたを守り、こころの成長につながるようにいつも努力をしてくれているのです。そのことだけは絶対に忘れないでください。ただそれよりもあなたの我が強ければどうすることもできませんが・・・。

少し整理をしてみましょう。この現世では、まずはこの身体があります。この身体で意識を司るのは脳ですが、脳とは別に身体の中に意思を持った「こころ」があります。そして更にはこの身体とこころを守る神さまがそばにいるということです。

まずはわたしたちを守る神さまに感謝の気持ちを伝えてください。ご先祖さまがあってのこの身体のつながりです。そのためにも恩返しをしなければなりません。ここで言う恩返しとは感謝の気持ち(自身がこの現世で存在していることに対する身体のつながりのこと)を伝えるだけでもよいでしょう。

そしてわれわれは何のために生きているのかをいま一度、自分に問いてみてください。

あなただけしか知らないこと、あなたのこころの闇は他の誰も知りませんがあなたを守る神さまだけは知っています。だからこそあなたがこの現世で生きているすべての良し悪しの判断ができるのです。

あなたを守る神さまだけがあなたのすべてを知っているのです。他者と同じことをして結果が違うのは、物事を一点でしか見ていないからです。こころの過去からを線で見たときに誰もがみなさまの考えや行動は異なりその結果で判断がされているのです。

もう一度伝えます。あなたの一歩先を歩くあなたを守る神さまは、誰もが知らないあなたのこころの闇を知っています。だからこそ正しい判断ができるのです。そして一歩先を歩いているからこそ事前にあなたの身体を守ることができたり、考え方を正しい方向へと導いてくれるのです。ゆえに誰もが平等にこの現世を生きているのです。決してひとを外見などの点で見た容姿やその情報に惑わされないでください。

ゆえにこの現世で起きた事実について、すべては原因があっての結果であり、理由があっての必然であるとしているのです。これをいつ何時もこころに刻んでおいてください。

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