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- 第三章 意志の強さ
現世でよく「こころが強いひと」と言いますがこれは「意志が強いひと」のことです。こころの成長とは意志の強さとして現わすこともできるからです。
前述よりお伝えしているように因果を消すことは現世でしか消すことはできませんが常世では感情を消すという役割があります。そして現世での因果を消すということと同じように常世での感情を消すことは意思の強さを持って叶うことができるのです。
そして感情を消すとは因果を知り得ていなければできません。逆に言うと因果に気づけば自然と感情は必要としなくなるのです。因果とは感情が創り出しているからです。
現世でひとの経験をしてきた「こころ」はさまざまな感情が創り出したイメージの世界を常世にまで引きずってきます。現世から常世に移った時のこころのあり様次第で現世でそれぞれに執着していた感情によるイメージの世界が心地よいのです。
大抵の場合は年老いて現世から離れる場合はその時点で長く生きている分だけこの世の何たるかを知っています。そのため強欲である者は少なく自然と常世へとゆけるのです。
そして常世では現世から引きずってきているその執着した欲(感情)をひとつひとつ消してゆきます。常世をどのように感じるかは、その時のこころのあり様次第でどのようにも感じることができるのです。
現世で因果を消すこと、常世で感情を消すこと、この両方にとても大切なのが「意志」の強さです。この書では「意志」と「意思」を使い分けています。「志」は決して揺らぐことのない信念であり行動です。こころが成長するためにはどうしてもこの意志の強さが必要となります。この意志の強さをもって「志」が守られて「役割=行動」が見つかるのです。
まずはあなたらしさの「意志」をイメージしてみてください。またはとても大切にしていることや信念などでもよいでしょう。何度も言いますが意志とは言葉よりも行動が大切なのです。それはあなたが楽しくなるような、または笑顔になるような行動を言葉にしてもよいでしょう。
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