「自在の書」(その22)

第一章  こころの葛藤 

#21
わたしは悪くないのに・・・

⇒あなた自身の因果に気づいていないだけです。すべてはあなたがそのように思うことの感情が原因です。大体はこのように言葉に発するかたは我の強い方です。すべてを他人のせいにするかたたちです。そうではなくそもそもはあなたが原因で起きている結果であることを理解して下さい。

稀に内なるこころに秘めて本当に「わたしは悪くない」とする方もいるようですが、これは上記とは逆で強い意思を持たないと何でもあなたのせいにされてしまいます。これもまたそのひとの因果です。前述と同様で表裏一体なのです。同じグループの因果を持つひとたちですが、このように「わたしは悪くない」をひとつとっても我の強い人と意思の弱いひとにとっての「わたしは悪くない」があるのです。

いかがでしょうか、このように強い人がいれば弱い人がいる、いじめるひとがいれば、いじめられるひとがいる、ひとの感情はこのように必ず表と裏があって因果が成り立つのです。原因があるから結果が生じるのです。

いじめるひとは過去にいじめられてきたひとです。そしていじめられるひとは過去にいじめてきたひとです。これはすべての因果に相通じるものです。この「表と裏」が「原因と結果」のことを示しているのです。

わたしはこれが因果の本質であると考えています。

だから「これくらいがちょうどよい」とすることで因果は消えてゆくのです。

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