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- 第一章 こころの葛藤
#9
ことわりの書に書いてあることを実践しても何も変わりません
⇒まずは因果を理解してください。因果に気づかずに結果に囚われていると手段や方法を間違えてしまいます。
例えばですが多くの人が望む「お金持ちになりたい」がよくありますが、大切なことはまず結果に囚われてはなりません。それは「お金持ちになること」ではなく、「なぜお金持ちになりたいのか」ということです。
たとえ強欲によりひとのこころを傷つけて得たお金は、いっときは上手くいってもあなたの強欲は必ず更なる因果を生み出します。この考え方はすべてに通じるものです。
ではどうすればよいのでしょうか。それは「お金がほしいならお金に対する執着(強欲)を無くしてください」ということです。
お金持ちになりたいのにお金に対する執着を無くせとは矛盾をしているものです。まるで禅問答のようですが理(ことわり)とはこの矛盾を受け入れることです。
すべてが正しくなければならないとはあなたの考えであって他人はそうではない考えもあるのです。ことわりとはこの矛盾を受け入れることを意味します。
これを受け入れられないひととは我が強く自己中心的なひとが多いのです。なんでも自分の思い通りにならないと気が済まないのです。そしてひとはこの矛盾・不条理に対して一生かけて大体は死ぬ間際にわかるものです。「なんだこんなものなのか」と。そしてもっと早く気がつけばと後悔をするのです。
話が逸れましたが、お金への執着を無くすことで、その方法・手段が変わり、その結果としてお金を得られるようになるのです。なぜならそのお金はひとのために活かされるものとなるからです。お金を得たその時にはあなたはお金にはそれほど興味が無いので必要分以外は寄付をしたりしてひと助けに使うようにと考えるようになります。これはほんの一例です。大切なことはお金持ちになりたいのであれば、「なぜお金持ちになりたいのか」について強い意思を持って、そのために何をするのか、そして得たお金をどうするのかを考えることが大切なのです。さすれば結果は自ずと追いてきます。要はこころのあり様の問題です。
人生とはそんなものです。現世とはそんな世界なのです。これを理解すると楽しく生きることができます。
欲を無くしてくださいとは強い執着(強欲)を無くしてくださいとしたものです。よく強い意志がないと成功しないともいいますが、確かに強欲に負けない強い意思は必要ですが、大切なのはあなたのこころざしであり、お金の使い道が問題なだけです。そして神さまはすべてを見透かしており、あなたの素直な努力に対してチカラを貸してくれるのです。
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