「自在の書」(その2)

第一章  こころの葛藤 

♯1
大切なひとが傷つけられたらどうしたらよいか、我慢をすればよいのでしょうか

⇒そのように考えることがあなたの因果です。傷つけられるひとが大切なひとであればあるほどにあなたの因果の大きさがわかります。一方でその因果を理解して乗り越えているひとにはそもそもそのような事は起きません。

ここで理解をしてほしいのは傷つけられたのはあなたの大切なひとであって、あなたではありません。つまりこれは傷つけられたひと自身の因果です。そしてその結果を受けてあなたに生じる憎しみの感情こそがあなたの因果です。「理(ことわり)の書」でもあるように己自身に憎しみの感情があるからこそ同じことの報いを受けているのです。あなたにその憎しみの因果がなければそのような状況にはなりません。原因があっての結果です。それぞれ個々の因果でありこれらを混同しないようにしてください。そしてあなたのせいで大切なひとが傷つけられたわけでもありません。

これもよくある話ですが、あなたには先祖の因縁が・・・と血縁関係の因果を指摘するかたがおりますが、大抵は偽りで、ひとを不安にさせて金品を騙し取る輩です。たとえもしそれが本当だとしてもそれは因果ではありません。単なるメッセージです。決してあなたの因果の罪ではないので惑わされないようにしてください。因果とはあなたの感情が創り出したもので、あなた自身で解決をするものです。決して他人(ご先祖さま)の因果を背負うものでは絶対にありません。

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