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- 第八章 こころのあり様とは(神さまのお役目)
「神さまとは何でしょうか」
ひとの過ちは誰かが正さなければなりません。前述をした通り正義のための戦争、平和のための戦争という言葉は矛盾をしているものです。それでも起きてしまっている以上は誰かが止めなくてはならないのです。それはより強い信念を持ったひとであり、より大きな志を持ったひとたちです。その信念・志のために神さまはチカラを貸してくれて争いごとを治めてきたのです。
こころの成長に合わせて強い信念があるものは、その信念に合わせて神さまがチカラを貸してくれます。そのことに従い行動をすればよいのです。こころの成長次第で持ち合わせている以上のチカラを神さまは貸してくれません。あくまでものあなたの成長度合いに応じたチカラしか貸してはくれないのです。
もし闘いを選ばずにひとのために尽くした行動で平和を望むならマザー・テレサやダライ・ラマのような方が現れるし、戦いをして国を治めたくば誰でも知っているひとたちの名を思い出すでしょう。すべてはみなさんのその時々でのこころの成長に合わせてしなければならないことをしただけです。それぞれの役割に気づき行動をしたのです。
これまで歴史上に名を遺してきたものたちは、それぞれのこころの成長に合わせてその方たちにしかできなかったことをしただけです。そこには正しいも間違いもありません。善も悪もありません。あるのは役割だけです。役割とはその時のあなたの成長度合いによりあなたにしかできないものです。そしてこのひとの役割と同じように神さまにもそれぞれお役目があるのです。それが八百万の神さまとして様々なお役目のある神さまたちが存在していることを知るのです。
例えば争いごとは矛盾をしたものですが強い信念をもって貫いた方たちには必ず神さまがチカラを貸してくれています。ではそこにチカラを貸す神さまとは何でしょうか、そして戦いの神とはなんでしょうか。
神さまにはお役目があり、その根本はひと助けです。ひとのこころの成長に合わせてチカラを貸してくれるお役目としての闘いの神さまであり戦の神さまであるのです。そのお役目によりチカラを貸しただけなのです。
神さまもまたひとの感情で創られたものです。八百万の神とは対象となるもひとやものに宿るエネルギー体を感情により神格化をして様々なお役目に対して現れた神さまです。薬の神さま、お酒の神さま、学問の神さま、戦の神さまなど数限りなくいらっしゃいます。そこにあるのはそれぞれの役目があることだけなのです。神さまのお役目がひとの信念とつながってチカラを貸してくれているのです。
いにしえのひとたちの感情が創り出したそれぞれのお役目のある神さまを国津神と呼んでいます。そして同じように自然から生まれた神さまたちをも創り出し、これを天津神と言われる方たちです。主には自然にあるエネルギー体を神格化したもので、ひとが自然を敬うために付けた名前です。これも自然への感謝の気持ちとして感情から生まれたものです。少なくともいにしえのひとたちは自然が意思のある(お役目のある)エネルギー体であることを知っていたのです。こうして自然なども含めた万物に宿るエネルギー体に名前を付けて感謝の気持ちとして崇拝をするようになりました。そしてやがては神社を造りそこに神さまを祀るようになります。このようにして神社に祀られている神さまたちにはそのお役目に対して感謝の気持ちを伝えるのです。
はるか以前には(およそ一万年以上の前では)この現世ではひとのこころと神さまは共存をしていましたが、やがてひとの我が強くなり欲が大きくなることで邪念が生まれてはびこるようになると神さまはひとのこころから離れてゆき互いの住処に治まるようになりました。神さまがいなくなる代わりに崇拝されるようになったのです。
感謝の気持ちとは「いつもお守りいただき、ありがとうございます」が良いかと思います。そして願いを叶えたいのであればあなた自身が相応の努力をしなければなりません。感謝の気持ちが伝わっているならば必ずあなたの努力にあわせてチカラを貸してくれます。そしてあなたを守る神さまはいつかあなたと一緒に成長することを楽しみにしてあなたにサインを送り続けているのです。あなたの努力によるこころの成長なくして神さまはチカラを貸してはくれません。神さまに感謝をして絶えず会話をするようにしてください。
神さまはあなたのこころの成長に合わせてチカラを貸してくれると伝えましたが、言い方を替えるとあなたのこころの成長次第でチカラを貸してくれる神さまも替わるということです。あなたを導くべき方向性に合わせた神さまに替わるのです。
神さまはあなたのことすべてを見透しています。そしてとても寛容です。よっぽどの自然の摂理を踏み外さない限り少々のことは気にもしません。嘘偽りのないあなたの信念が変わらない限りいつまでも暖かく見守ってくれます。
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