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- 第二章 脳とこころ
ひとの感情や思考は脳が判断をしていますが脳とは別にひとの身体にはこころ(魂)が宿っています。
こころとは精神的なエネルギー体であって実体はありません。また地球にある自然もまた意思のあるエネルギー体です。ただし意思はあるとはいっても感情ではなくそれぞれのお役目のある意思のことです。そしてそれと同じように神さまや仏さまと呼ばれる方たちも意思のあるエネルギー体です。
ひとは五感を使い脳が意思の形成をしています。そしてこれとは別に身体の中に意思のあるエネルギー体であるこころが宿っています。このふたつの意思が互いに葛藤していることはみなさんすでに無意識にでも感じていることと思います。
脳は基本的に楽をしようとします。そして脳は都合のよい言葉を様々に使い出してきました。それは善と悪や、天国と地獄など本来こころには必要としない言葉です。それはわれわれの我の強さや欲の大きさから生まれた言葉だからです。敢えて比較をさせた言葉を用いて都合の良いように解釈をしては脳が正当化しているということです。その代表的な例としては「正義のための戦争」などがそれです。ひとを殺めることの正義とはなんでしょうか・・・これが不条理の世界と呼ばれるたとえです。こうしてわれわれは愚かな過ちを繰り返してきているのです。
ただそれと同時にこの現世の世界ではひとが楽をするために様々なものが作られて発達をしてきたのも事実です。その反面で様々なモノづくりが進歩を遂げるなかで、同じくしてひとの我も強くなり、欲も大きくなってきたのです。
脳の感情から生み出される我の強さや欲の大きさはこころを成長させるための大きな壁となっているのです。常に楽なことを考える脳は自らが矛盾を創り出し、神性なる姿を取り戻すためのこころを惑わせているのです。
「あなたを守る神さま」
脳とこころが葛藤を続ける中でこころの意思に手を差し伸べてくれるのがあなたを守る神さまです。
脳が考える意思と本来のあなたの姿であるこころの意思はどうしてもこころの意思が消されてしまいます。それを助けてくれるのがあなたのことを守る神さまです。そしてこころだけでなくこの身体をも守ってくれています。
この身体は何万年もの時を経て進化を遂げてきたとても大切な身体です。こころを守るだけでなくその大切な身体をも守ってくれている神さまがそばにいてくれているのです。
たとえ今はあなたが気づかずともいつかあなたがその存在に気づいてくれて一緒に成長できることを楽しみに待っているのです。
ひとそれぞれにこころの成長度合は違います。こころが成長すれば脳の考え方もまた成長します。さらにこころが成長すればあなたを守る神さまも成長するのです。そしてあなたを守る神さまはあなたを助けるために様々なアドバイスを伝えてくれます。
こころのあり様は謙虚な姿勢で、欲はほどほどにすることです。我の強さ、欲深さとの比較です。ただ我や欲を無くせとしているのではありません。生きるために必要な分だけにすればよいのです。どんなにお金があっても常世が中心の世界では必要ありません。この現世ではこのこころを成長させるためにこの身体を利用しています。別の伝え方をするならばひとの身体はこころの大切な器でしかないのです。
こころとは神さまの分け御霊です。はるか古の時代ではひとは神さまと一緒でした。でも何万年もの時を重ねるうちにひとは我が強くなり、欲が大きくなることでこころと神さまが離れてゆき一緒であることを忘れてしまいました。われわれはいまこの神性なるこころを取り戻すためにこの時を迎えているのです。
「顕在意識と潜在意識」
われわれのこころは生まれてくるときに前世の記憶をすべて消してこころがもっとも成長する環境選んでひとに宿った状態で生まれてきます。またひとの身体も何万年もの進化を遂げてきた情報は脳や遺伝子に蓄積されています。
顕在意識とは脳で考える感情です。そして潜在意識とはこころにある記憶です。
ただこころにある前世以前の記憶とはひとに宿る度に消されているのですがこの世でふと前世のことに触れて気づくことがあります。それは例えば日常生活の中で無意識の内に戦争の映画や戦いをテーマにした映画や本をよく見たりしていることなど、また子供や老人の孤独感ややさしさを目の当たりにした時にとても切なくなるなど前世の因果を呼び覚ます経験を、みなさまにもそれぞれに何かを感じる時があるはずです。
これは前世でのこころの記憶が身体の脳にリンクして感情として呼び起こしているのです。そうして断片的にでも前世で何をしてきたのかを知ることができ、この現世で何をしなければならないのかを理解することができるのです。
この現世でひとのこころに宿るものはみな未熟なこころの者たちです。われわれは一様に因果を背負っている者たちです。あなたが無意識のうちにしている行動が何かを感じてみてください。あなたが情緒的に苦手とする光景が何かを思い浮かべてみてください。きっとあなたの前世から続く因果に気づくことができます。いま生きているひとたちはみな前世からの因果を消すためにいまを生かされているのです。
それではつぎにその因果についてお伝えします。
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